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日々の聖句
投稿者:ヨハネの洋チャン 投稿日:2012年 5月17日(木)21時49分19秒2012.05.17
ルカによる福音書
◆「放蕩息子」のたとえ
15:11 また、イエスは言われた。「ある人に息子が二人いた。
15:12 弟の方が父親に、『お父さん、わたしが頂くことになっている財産の
分け前をください』と言った。それで、父親は財産を二人に分けてやった。
15:13 何日もたたないうちに、下の息子は全部を金に換えて、遠い国に旅立
ち、そこで放蕩の限りを尽くして、財産を無駄使いしてしまった。
15:14 何もかも使い果たしたとき、その地方にひどい飢饉が起こって、彼は
食べるにも困り始めた。
15:15 それで、その地方に住むある人のところに身を寄せたところ、その人
は彼を畑にやって豚の世話をさせた。
15:16 彼は豚の食べるいなご豆を食べてでも腹を満たしたかったが、食べ物
をくれる人はだれもいなかった。
15:17 そこで、彼は我に返って言った。『父のところでは、あんなに大勢の
雇い人に、有り余るほどパンがあるのに、わたしはここで飢え死にしそうだ。
15:18 ここをたち、父のところに行って言おう。「お父さん、わたしは天に
対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。
15:19 もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にしてください」
と。』
15:20 そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。ところが、まだ遠く
離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、
接吻した。
15:21 息子は言った。『お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに
対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。』
15:22 しかし、父親は僕たちに言った。『急いでいちばん良い服を持って来
て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。
15:23 それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。
15:24 この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つか
ったからだ。』そして、祝宴を始めた。
***
これは「放蕩息子」と呼ばれているたとえ話の前半の部分で、弟息子につい
てのお話です。
この弟は父から離れ、父からの財産を使い果たしてしまい、よれよれになっ
て初めて父親の寛容さや優しさに気づき、そこに戻っていくという話になっ
ています。そして、父親はこの息子を喜び迎え、赦し、大宴会を開くという
流れが書かれています。どう考えても、優しすぎる感じがしますが、イエス
様は、この父親の姿の中に父なる神様の姿を表明しているのです。放蕩息子
と自分の姿を重ねることができるでしょうか。どちらかといえば、不真面目
な生活を送ったことがある人は重ねやすいかもしれません。私は真面目でし
たから弟のような人は嫌いですという方、後半をぜひ楽しみにしていてくだ
さい。あなたの姿がでてくるかもしれませんので。それにしても、弟息子の
驚き、喜び、それにもまして父の喜びが伝わってきそうなお話ですね。レン
ブラントの「放蕩息子の帰還」という絵がありますが、ふと、思い出しまし
た。
父なる神は、あなたの帰還を待っています。
祝福がありますように。
++
【空の中の真実:コヘレトの言葉】
7:1 名声は香油にまさる。死ぬ日は生まれる日にまさる。
7:2 弔いの家に行くのは/酒宴の家に行くのにまさる。そこには人皆の終り
がある。命あるものよ、心せよ。
7:3 悩みは笑いにまさる。顔が曇るにつれて心は安らぐ。
7:4 賢者の心は弔いの家に/愚者の心は快楽の家に。
++++
「名声」と「香油」がヘブル語の語呂合わせになっているのですが、香油は
外見を良くするための化粧品、名声は良い人格をあらわす言葉。したがって
外見を良く見せることよりも良い人格を評価されるようになったほうが良い
という意味になります。
弔いの家には死があるわけですが、そこで人は命について真剣に考えないわ
けにはいかなくなります。
そのほうが酒宴の家で騒ぐよりも人生を真面目に考えるので良いのだとコヘ
レトは言います。
笑いだけを求めていると軽薄なことで紛らわせるような生き方になるけれど、
悩みを通過する中でだんだん大人としての正しい判断を下すことができるよ
うになっていきます。「心は安らぐ」とは、そういう状況を語っています。
つまりこの箇所では、「時に、真剣に、真面目に生きなさい」という勧めの
格言が並んでいるのです。
祝福がありますように。
関根一夫
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